BeagleBone Black [1] – BBB,はじめました –
最近話題の Linux 搭載のシングルボードコンピュータ,BeagleBoneBlack を入手しました.
BeagleBoneBlack とは?
BeagleBone Black とは,Texas Instruments 社製の ARM Cortex-A8 ベースの SoC である AM3358BZCZ を搭載した小型のボードコンピュータで, BeagleBoard プロジェクト(http://beagleboard.org/)が手がけるオープンプロジェクトとして開発されています.Linux 搭載のボードコンピュータとしては小型で低消費電力,比較的安価なため,インターネットや動画端末として気軽に利用できることはもちろんですが,オープンプロジェクトとして,回路図をはじめとしたハードウェア情報も公開されていますので,Linux 向けの既存アプリケーションや各種ツールと合わせることでさまざまな開発に利用することが可能です.
BeagleBoneBlack の入手
BeagleBoneBlack のボードは,日本でも Digikey(http://www.digikey.jp/)などから入手可能ですが,今回はリビジョンの切り替えタイミングだったためか国内のサイトには在庫が見つからなかったため,Adafruit(http://www.adafruit.com/)のサイトへ注文して入手しました.英語のみのサイトですが,BeagleBoneBlack をはじめ Raspberry Pi や Arduino 関連の商品など,個人の趣味のものづくりに役立ちそうな面白部品やモジュールを多数扱っており,見ているだけでも楽しいサイトです.私が注文した BeagleBoneBlack はほぼ即日発送され,数日で手元に届きました.
BeagleBoneBlack 起動
さっそく入手した BeagleBone Black を試してみます.届いた箱の中には, ボード本体のほか,PC との接続用 USB ケーブル,Quick Start が書かれたカードが同梱されていました.
カードの指示通り USB ケーブルで PC に接続すると,PC からは BeagleBone Black がマスストレージデバイスとして認識され,その中にある START.htm ファイルを覗くとさらに詳しい説明を読むことができます.このとき,ボード上の HDMI 端子を使用してディスプレイに接続すれば,デフォルトで搭載されている Debian が起動していることが確認できます.ボード上の USB 端子にマウス・キーボードを接続すれば,通常の Linux PC とまったく同様に操作できます.
また,BeagleBoard プロジェクトのサイトにある BeagleBone Black Getting started ページ(http://beagleboard.org/getting-started)のStep2(ページ中ほど)にある, Windows 用 network-over-USB ドライバをインストールし,PC のブラウザからアドレス 192.168.7.2 にアクセスすることでも BeagleBone Black にアクセスできます.Teraterm などのターミナルソフトを利用して SSH 経由で接続すれば,面倒なキーボードやディスプレイ等の接続なしでもボードの操作が可能です.
以上,ボードの購入から起動まではまったく問題なくスムーズに確認ができました.動きもサクサクと調子良く動作してくれていますので,これからこの BeagleBone Black を使用して,主に I/O 制御関連をいろいろと試してみたいと思います.
参考文献
参考 URL
本家 BeagleBoard プロジェクト:http://beagleboard.org/black
BeagleBoneBlack Getting started:http://beagleboard.org/getting-started
BBB wiki:http://elinux.org/Beagleboard:BeagleBoneBlack
Adafruit :http://www.adafruit.com/
Digikey:http://www.digikey.jp/?
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